乾物系の食材

一品加えたいときの救世主

乾物は、太陽にあてて乾燥させることにより、水分が減るだけでなく、化学変化が起き、栄養価が高まると考えられてます。食物繊維もたっぷり。食べてやせるダイエットにふさわしいのはもちろん、保存がきくので、買い置きしておけば、一品追加したいときに物凄く便利な食材です。



切り干し大根

大根を天日乾燥したときに水分が減る代わりにビタミンや食物繊維、タンパク質、糖質などが増え、生の大根よりも栄養価が高まります。カルシウムやビタミンB1、B2は生の大根よりも10倍以上。骨粗しょう症予防や、貧血や便秘改善などが期待できます。

 

お麩

麩は、小麦粉から分離した小麦タンパク質(グルテン)を主成分に、小麦粉やもち粉を加えて、焼いたり、蒸したり、茹でたりしてつくられた食品。高タンパクで低カロリー。栄養バランスの良い食品なので、ダイエットにもぴったりです。

 

高野豆腐

豆腐を凍らせて乾燥させるすることで、大豆のタンパク質が一度分解され、元の豆腐よりもアミノ酸の量が多くなります。なので、体内の脂肪の代謝を助ける働きがあるアミノ酸がまんべんなく、大豆食品の納豆や豆腐よりもたっぷりと含まれています。

 

かんぴょう

キクラゲや干し椎茸についで、100g中の食物繊維が豊富なかんぴょうは、腸内の環境を整え、健康な便通を促すので、ダイエットにはとてもいい食材です。食物繊維ばかりでなく、鉄・リン・カルシウム等のミネラルもバランスよく含まれています。

 

きくらげ

クワ、ナラ類などの広葉樹の朽木に発生する担子菌類のキクラゲ科のきのこです。主な成分は、タンパク質と糖質、食物繊維とミネラル、ビタミンD。キノコの中でも食物繊維含有率は、No.1。一緒に摂食した脂肪やコレステロールの吸収を抑え、腸を刺激して老廃物の排出を促します。

 

干ししいたけ

ビタミンBやカリウムなどのミネラルも豊富なしいたけは、生だと90%が水分ですが、干ししいたけだと食物繊維が50%以上に高まります。天日干しすることで、カルシウムの吸収を高めるビタミンDの含有量がアップするのも特徴です。旨味成分も豊かで、特にグルタミン酸が旨味成分の昆布などと一緒に料理すると一層味わいが深くなります。

 

春雨

春雨には、もやしの素である緑豆から作られた春雨とさつまいも、ジャガイモなどのでんぷんを利用して作られた春雨があります。どちらも低カロリーで、利尿効果や解熱効果があり、胃腸を丈夫にしてくれます。さつまいもやじゃがいものでんぷんで作った春雨は、煮すぎると溶けやすいので、気をつけましょう。

 

いりこ

東日本では、通常「煮干し」と言われている「いりこ」。鰯を干して乾燥させたものなので、カルシウムがたっぷり。マグネシウムもバランス良く含まれているので、カルシウムの作用をコントロールして、動脈硬化や高血圧の予防に役立ちます。

 

干しエビ

薄紅色の桜エビや白っぽい姫エビを干したものは殻ごと食べられてカルシウム摂取に便利です。鉄分などのミネラルも豊富。そのままふりかけたり、スープや炒めものに加えても良いですが、1/10位の塩を加えてから煎りしてから粗くすり、「エビ塩」にして保存しておくとさらに便利です。

 

ごま

ミネラルやビタミンE・B群、食物繊維や脂肪、タンパク質など、からだに必要な栄養がたっぷり含まれているごまにはゴマリグナンという成分があり、コレステロールがたまるのを防ぎ、分解しにくい脂肪を分解して燃えやすくします。

 

ドライトマト

トマトは美肌とダイエット効果も期待できるすぐれ食材。赤い色素リコピンは、抗酸化力が高く、美肌効果も期待できます。また、酸味のクエン酸には、炭水化物の消化吸収を穏やかにして、脂肪蓄積を抑制する効果あります。ドライトマトにすると肌にいいビタミンPやHなども凝縮されるので、美肌効果がさらに高まりそうです。

 

ドライフルーツ

ビタミンやミネラルが凝縮したドライフルーツの甘味成分は果糖なので、砂糖に比べて代謝が穏やか。鉄分の多いレーズン、ポリフェノールのブルーベリー、ミネラル豊富ないちじくなど、フルーツそれぞれの栄養にも個性があるので、サプリメント感覚でもいただけます。ただカロリーが高いので、食べ過ぎないように気をつけたいです。


根菜系のレシピ