スローダイエットなアイテム

スローダイエットのための食材:豆類・青魚・海藻・根菜・雑穀・乾物を調理するためのアイテム:ピーラー・シリシリ器・すり鉢・おろし金をご紹介します。


ピーラー

ピーラーというとちょっとおしゃれな感じの響きがしますが、要するに「皮むき器」のことです。

スーパーに出ている100均ショップの定番商品でもありますが、実は「皮むき」専用にしておくのはもったいない優れもの。

たとえば、ゴボウのささがき。皮をむく要領でゴボウをスライスしていけば、簡単にささがき風になります。このピーラーのささがき風キンピラゴボウは、味がしみ込みやすく、とてもおいしくできるので、お勧めです。にんじんや大根、キュウリを薄くスライスして、ドレッシングをかければシャキシャキサラダのでき上がり。

サラダの上にもチーズをスライスしてトッピングしたり、お餅だってスライスできちゃいます。包丁と同じくらいの必須調理器です。



シリシリ器

沖縄のお総菜の定番に「にんじんシリシリ」というのがあるのですが、これはニンジンの千切りをさっと炒めて卵で絡めた簡単料理。この千切り用のスライサーが「シリシリ器」です。「シリシリ」という名前は、スライサーでおろすときの「シリシリ」という音から来ているようです。

この「シリシリ器」ですが、にんじん一本くらいあっという間にシリシリできてしまいます。もちろん大根のシリシリなんかもOKです。炒めるなり煮るなり、サラダにするなりすれば、根菜が手軽にたっぷり食べられます。

残念ながら、「シリシリ器」は沖縄以外では手に入らないかもしれません。沖縄では街場の金物屋さんなどに必ず置いてあります。沖縄に行く機会があったら、ぜひ探してみてください。



すり鉢

「すり鉢」ってあまり使わないんでしょうか?

せいぜいとろろ芋をつくるときに使うくらい?

確かに今は、フードプロセッサーもあるし、すり鉢なんて「面倒くさい」と思えるかもしれません。

でも、山芋やゴマをするだけが「すり鉢」ではありません。たとえば、野菜サラダを作るとき、ニンニクやハーブをすり鉢で潰したところに、オリーブオイルとビネガー、塩・こしょうを入れ、サニーレタスなどを豪快に手でちぎって放り込み、ざっくりと混ぜあわせたらそのままま食卓へ。

ニンニクやハーブをすり鉢ですると、フードプロセッサーでつぶすより香りが一段と引き立ちます。

そのまま食器として使えば、洗い物の手間もはぶけますよね。

いろいろなデザインの「すり鉢」も売られているようなので、おしゃれ版を探してみるのもいいのではないでしょうか。



おろし金

「おろし金」って、きっと一家にひとつやふたつは存在するキッチン道具。

普通おろし金を使うのは、せいぜい大根おろしを作るときくらいでしょう(あとはニンニクをおろすときと、チーズをおろすとき?)。

でも、実はおろし金は、なかなかのスグレモノ。

野菜の細胞をこわさずに旨味を引き出せるし、

ミキサーやフードプロセッサと比べて手入れも簡単。

おろし金ならではのシャリシャリした食感も魅力です。

ダイコンだけではなく、ニンジンやレンコン、キュウリやゴウヤ・・・何でもおろしてみたくなります。

例えばトマト。おろしたトマトに塩を少々くわえれば、それだけでおいしいトマトスープのできあがり。煮詰めればトマトソースに。一人分だけ手軽に作りたいときにも便利です。